NPO法人尼崎市身体障害者連盟福祉協会のブログです。当連盟に関する様々な情報を提供します。
先日、国際福祉機器展を見学に東京に行ってきました。
大阪でもバリアフリー機器展があるのですが、それよりも大きな規模です。
ここ数年、毎年見に行っているのですが、介護関係では介護ロボットの開発競争がめざましく感じます。
いろいろな形態で出てくるので、感心することしきりです。
天井からぶら下げるのもあり、移動式もあり、介護者の体に装着する方式もあり、です。どんどんこういうのが出てくれれば、介護者の負担も減っていって、離職率も低くなるのではないでしょうか。
障害者関係では車いすのバリエーションが少しずつ広がってきているように思います。障害者がいろんな場に出ていくようになってきたことも関係しているでしょう。
視覚、聴覚障害者関係はあまりブースがありませんでした。
ただ、情報バリアフリーという面では、研究は結構進んでいるようで、今後が期待されるところです。
びっくりしたのはNECが視覚障害者にも協力してもらって、要約筆記の研究を進めていること。要約筆記というのは聴覚障害者にはおなじみなのですが、簡単に説明するとその場の会話などをある程度要約した形で文字に変えて伝達する手段です。文字通訳とでもいった方がわかりやすいかも。
ここでは聞き取った内容をパソコンに打ち込んでいくわけですが、晴眼者よりも視覚障害者の方が2割前後タイピングが正確だったという発表がなされていました。
障害者は福祉の場では受け身であることが多いですが、担い手になることも十分できるんだという内容だったように受け止めています。
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