NPO法人尼崎市身体障害者連盟福祉協会のブログです。当連盟に関する様々な情報を提供します。
だいぶ遅くなりましたが。
5月には地域福祉専門分科会があり、寺岡事務局長が出てきました。
現在、市内16地区で見守り安心委員会を設置して運営しています。
これは高齢者等見守り安心事業として尼崎市が実施しているもので、地域住民が主体となって見守り活動を行う内容となっています。詳細に関しては市報あまがさき平成23年11月号に概略がわかりやすく紹介されています。
尼崎市内の高齢者数は平成3年の時と比べて65歳以上の人口が2倍に増えています。全国的に少子化が進んでいる現在では、この割合はこれからも増えていくものと予想されています。それとともに一人暮らしの高齢者も増えているので、孤独死などをさせないための取り組みとして行われています。
見守り活動の成果として、必要に応じて専門機関につなぐことができたなどの報告がありました。
私たち障害者も家に閉じこもらず、また同障者とだけ固まるのではなく、ノーマライゼーション社会を推進するために自ら地域社会と関わって見守ってもらい、そのことによって障害者に対する理解を深めるとともに何かあったときに助けてもらうようにした方が良さそうです。
というのも、尼崎市は要援護者の名簿を作成していないうえ、災害時にどうするかという方針もまだ決めておりません。避難所のバリアフリー化も進まず、また福祉避難所についても詳細が決まっていない中、先の東日本大震災でも紹介された「釜石の奇跡」を再び尼崎で起こせるようにするためにも地域住民との関係作りは欠かせないのではないかと思われます。
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