NPO法人尼崎市身体障害者連盟福祉協会のブログです。当連盟に関する様々な情報を提供します。
最近、尼崎市から利用者や事業所に対して、障害福祉サービス利用の抑制や利用の仕方について問題のある対応が相次いでいます。
たとえば、受給量に関しては標準時間とし、必要に応じて増やすことが出来ると自立支援協議会ガイドライン部会で確認されているにもかかわらず、最大時間と説明されたり、外出介護の際にはリハビリ目的の散歩などは認めないなど。一つ一つ書けないほど多岐にわたるケースが見られていました。
連盟としては現在この問題解決に向けて取り組んでいます。問題は担当者個々の感覚による判断が多く見られているということ、また役所内の情報共有がきちんと出来ていないこと、障害者の生活実態に合わせた運用になっていないことなどが原因と思われます。
7月28日に連盟をはじめとする関係団体や事業所が集まり、障害福祉課と話し合いの場を持ちました。多数の参加や活発な意見表明があったこともあり、部署内の情報共有に関しては徹底すること、どのように運用していくかは今後も継続して話し合いを持つことの約束を取り付けることができました。
とりあえずの目標としてまずはサービスの発着を利用者自宅にするというドアツードアの原則を早期に廃止すること、1回の外出に付き一つのサービスではなく内容に応じた切替を柔軟に行えるようにすること、どのような内容を認め、どのような内容であれば認められないかなどは事例集などの作成で対応すること、などを認めさせようと考えております。
尼崎市の財政難や国などの福祉予算の圧縮抑制の動きなどのために、私たちの望む本来あるべき姿にさせるのにはかなりの困難が伴うようになりました。しかし、私たちの尊厳を守るためにも頑張っていきたいと思いますので、ご支援をお願いすると共に、担当者に言われたからとあきらめるのではなく、いろんな事例をお寄せください。よろしくご協力をお願いいたします。
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