NPO法人尼崎市身体障害者連盟福祉協会のブログです。当連盟に関する様々な情報を提供します。
東大阪の社会福祉法人が事業者指定取消処分を受けたという記事がありました。
毎日新聞2月28日付け夕刊より転載します。
介護業者 無許可で送迎
指定取り消し 1.5億円不正支給
知的障害者らの外出支援事業で市の補助金など約1億5000万円を不正受給したとして、東大阪市が28日、社会福祉法人「青山会」が運営する介護事業所「ハッピークラブ」(同市旭町)の事業者指定を取り消したことが分かった。市などが明らかにした。事業所の車で利用者らを送迎していたが、介護タクシーの許可などを得ておらず、事実上の白タク行為だった。
市などによると、不正があったのはガイドヘルパーが買い物などで利用者を引率する移動支援事業。過去5年間で、市の地域生活支援事業補助金約1億1000万円を不正に受給した。ホームヘルパーが自宅から病院などに送迎する居宅介護事業でも、介護給付費約4400万円を不正に得ていた。いずれも利用者からは料金を取っていなかった。
事業所が利用者を車両で送迎する場合、道路運送法に基づき、介護タクシーの許可や福祉有償運送の登録が必要だが、手続きをしていなかった。福祉有償運送では、国が定めた安全講習を受けた有資格者が運転。白タク行為は危険性があるため、許可・登録制になっている。同法人はワゴン車3台を送迎に使い、利用回数は計約5000回に上った。
2009年の監査でも同様の指摘を受けており、同法人は既に約1億1000万円を市に返納。同法人の幹部は「利用者のためだと思って続けてしまった」と釈明している。
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