NPO法人尼崎市身体障害者連盟福祉協会

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理事長の健康コラム No.6

水無月 「呼吸器とはり」
 「普通感冒」(風邪)は、季節に関係なく誰でもかかりやすいありふれた病気です。しかし、症状はいろいろで、年齢や体力のあるなしによって表れ方が一人ひとり違ってきます。今回は声枯れについて、わたし自身の体験と治療例を記します。
 先月の10日ごろからのどにムズムズ感があり、12日には会議中に声が枯れだし、その後、のどの痛み、せき、たんが出はじめました。のどや後ろ頚にモーラステープを貼ったり、はりをしたり、のど飴を口にしたりしました。特に夜間や治療中のせきに困りました。しかし、気分も体調も普通で、食欲も普段通り。月末になると症状は声枯れだけになりました。今年になってわたしの周りに声枯れを訴える人が3人もいました。さて、過去の治療例を思い出しながら、話を続けます。
 昭和2年生まれのIさんは大阪万博のころに毎週おみえになっていた会社社長。飲酒に喫煙、夜遊びと、なかなかやんちゃな人でした。ある時ひどい風邪を引き、声枯れとせきが出て、のどや胸でひゅうひゅうぜえぜえと喘鳴がしていました。肩・頚から腰を治療した後、仰向けになってもらい、のどから胸骨の両脇に聴診しながら浅いはりをしました。治療が終わるころにはせきも喘鳴も半減しました。また、この人がいとこを連れてこられました。しゃがれ声が唯一の症状で、気管支症状も全身症状もありません。1日おきに3度治療した後、はりの適応症ではないことを告げました。Iさんから彼は喉頭癌と聞かされました。
 声楽家の女性が風邪引き後に声が枯れ、紹介されて来院されました。肩・頚のこりをほぐし、のどから胸へのはりと、軽いマッサージを行いました。この人は1回ごとに症状が軽くなり、4回目の治療の後、歌えるようになったと嬉しい報告をいただきました。発声・発語の聞き分けも大事な診察術なのです。
「2013年6月・鍼灸柔整新聞より」

  • 2013.09.03 Tuesday
  • 10:00

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