NPO法人尼崎市身体障害者連盟福祉協会のブログです。当連盟に関する様々な情報を提供します。
身体障害者補助犬、いわゆる介助犬、盲導犬、聴導犬の類いの動物たちの認知が広がっています。
法律上は不特定多数の出入りするところは原則として入所を拒んではならないということになっており、先日も東京のほうでキャンペーンイベントがありました。
しかし、ひと頃と比べて認知は確実に広がっているものの、知識なく入店拒否されるケースはまだまだ残っています。
知り合いが入店できるリストというのはありますかと質問してきたので、それをきっかけにいろいろ調べてみたのですが。かえってショックな現実も知りました。
犬アレルギーの存在です。世の中小麦アレルギーとか卵アレルギーとか有り、命に関わることもあるので加工食品にはアレルギー原因物質になりやすい原料の明示が広がるなど、理解と対策が進んでいます。
犬アレルギーについては私自身存在も知らないでいたのですが、やはり命に関わるような発作や症状を起こすこともあるようです。
そんな中であるサイトの質問コーナーにはアレルギーをきっかけに障害者に対して憎しみの気持ちを抱いたりしている人が書き込んだ記事がありました。その人はこう書いています。「命と権利、どちらが大事なんだ!」と。
ダイジェストするとこうです。
「犬アレルギーを持っているためにわざわざペット禁止のマンションを選んで買った。ところが最近アレルギー反応が頻繁に起こる。おかしいと思ったら隣の住人が犬を飼い始めた。ペットとしてではなく、盲導犬として。目が不自由なために必要なのは理解できるが、これではペット禁止のマンションを買った意味が無い。損害賠償を起こしてこてんぱんにするつもりだ」
私たち障害者の権利を尊重させる取り組みをしていくことは必要ですが、かといって他人の権利を脅かすことがあってはならないのではないか。私たちはあくまで共存を目指していくことを忘れてはならないなとこの記事を見て思った次第です。
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